神山しいたけの“紡ぐ”未来/The future of our envision

今、いきいき。
これからに、ワクワク。

自然と人の循環型社会が、
豊かな未来を紡いでいく。

豊かな自然と、まちに暮らす人が 
想い支え合って生きてきた。
自然の循環、社会の循環、暮らしの循環。
いろんな営みが絡み合う中で、
私らしく、いきいき生きていく。
これからの未来に、ワクワクがあふれ出てくる。

真摯な生産と取組みで 自然と人の心を紡ぐ。
それは、ひとつひとつの幸せを 
明るい未来へと紡いでいくこと。

そんな いきいきワクワクの農園が、
“真心”こめた「神山しいたけ」の目指す姿です。

自然と生きる

森を育てる

豊かな森と、
人の生産活動の持続的循環へ

山の木材を利用する私たちの仕事は、数十年という長い年月をかけて、森と向き合っています。切り出した木材はチップ状のオガにして菌床椎茸栽培に用い、使用済みの菌床は土に還しています。

創業から約40年。最初に木を切り出して植林された場所は、再び森へと成長しています。多種の木が育った森で、椎の木もスッと真っ直ぐ凛々しく立っています。

山を荒廃させないよう、森の恵みを育みながら、次世代に繋がる生産活動を目指しています。

また、新しい取り組みとして、使用済みの菌床を粉砕し、次の菌床づくりに再利用することに挑戦しています。
使用する木材の量を減らしつつ、今まで以上に安定した椎茸の収穫を目指しています。

安心して暮らせるまちづくりを

山神山しいたけが育つ徳島県神山町は、四国の山間部に位置しています。町内の86%が山林という自然豊かな町ですが、戦後盛んだったスギ造成地が長年手つかずになった影響で、広葉樹が育たずに山肌が荒れています。私たちは地元の小中学生と一緒に、荒れた土地に毎年広葉樹を植える活動を行っています。植えた木がしっかり根を張ると、崩れにくい防災力のある山に育っていきます。

また、落ちた葉が腐葉土となって保水量が上がり、下流の川もより豊かになるよう願いながら活動しています。

いきいき働く

社会での居場所・働く喜び

神山しいたけで働くことで、生活の基盤を築くだけでなく、社会での居場所となりたい――。
それぞれの笑顔が、お互いの幸せに繋がることを願っています。
「この企業で働いていたい」「神山で生きていきたい」と感じられる環境づくりに取り組んでいます。

安全に、気持ちよく働ける環境づくりについて日頃から仲間同士で伝え合っています。毎日の朝礼で全員に共有すると、お互いの気持ちも伝わってより信頼できるんです。

リーダーとなり、全体を見て計画を立てる責任と、仲間とのコミュニケーションに向き合う日々です。研修などに参加すると、また新たな気持ちで取り組めています。

椎茸の状態を観察して会話するのが日課です。「今日はよう乾いとるなー。水かけようか。」「あれ、思ってたより半日早く育っとる。なんで?」今日はどんな様子かな?

自分だけでなく、仲間の姿をよく観察するように心掛けています。お互いの仕事や状況を理解し、協力し合って、全体として良い形で働けたら嬉しいです。

地域と生きる

安心して暮らす

いつまでも
住み続けられるまちづくりを

神山しいたけは椎茸生産を通して、防災、雇用創出、食育などの社会貢献活動に力を入れています。それは、いつまでも住み続けられる地域、働き続けられる職場でありたいと考えているからです。

使用済み菌床を地元の方に畑や養鶏に利用していただくことで、地域資源の循環にもなっています。

食育活動では、しいたけ生産を通して地域や働くことについて考えたり、きのこについて学んだりする活動をしています。

神山町内での植林活動、保・小・中・高校と連携した農園見学や出張授業、インターンシップ受入れなどで、これからの未来を考えるきっかけづくりに取り組んでいます。

食べる喜び

食卓に笑顔を

いつでもみなさまに
美味しいしいたけを届けるために

しいたけはとっても美味しいきのこです。焼くと香ばしい香りが立ち、食べると貝や甲殻類のようなプリプリとした食感があり、歯ごたえも最高です。

これから気候変動がますます過酷になると予想されています。露地栽培が不安定になっていく中、外気温に左右されにくい清潔なハウスで一年中安定して生産できる菌床栽培のしいたけは、食の多様性を守るためにとても重要な食材です。

今日の食卓を彩る食材のひとつとして、いつでもお店に並び、皆さんの元へお届けできるよう、生産から販売まで責任をもって担っていきます。

しいたけ1本からつくる、
より良い未来をこれからも

私たちは森の恵みをいただきながら、
サスティナブルな取り組みを紡いできました。
これからも神山しいたけを通じて、
人と自然が幸せに生きていける環境を
考えていきます。